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生理的欲求から楽しみの品へ

疲れたときに甘いものが欲しくなるのは、糖分を補給してエネルギーに代えようとする人間の生理的本能です。砂糖が貴重だった時代は果物などを摂る習慣もありましたが、果物もまた貴重であることに変わりはありませんでした。

産業革命を経て、砂糖が大量に精製可能となった18世紀後期以降、ヨーロッパ各国では菓子作りが本格化していきます。特にグルメの王侯貴族が多かった国として知られるフランスで、彼の庇護のもとに有能なパティシエたちが新しいスィーツの開発を続けます。

貴族から市民のスィーツに

始めは貴族御用達でしかなかったスィーツも、20世紀後期になると一般市民の口にも入るようになります。西洋では「ティータイム」という言葉があることでも分かるように、食間に摂るスィーツ類が市民にとって何よりの楽しみとなっています。

高級品から家庭で手軽に作れる品まで、各国独自に発展した多数のスィーツがあります。

ここでは、欧米各国の代表的スィーツを特選して紹介してみましょう。