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- スィーツの歴史とその由来
マリー王妃とスィーツ
スィーツすなわち洋菓子はヨーロッパの貴族社会で誕生し、発達した食べ物です。18世紀後半、フランスの王妃マリー・アントワネットは飢えに苦しむ民衆のことを聞き「パンがなければケーキを食べればいいのに」と言い放ったと伝えられています。真偽の程は定かではありませんが、この逸話は当時から貴族社会では民衆の質素な食事に比べて豪華過ぎる食事とケーキなどの菓子類がかなり発達していたであろうことを物語っています。
当のマリー王妃の出身がオーストリアであったことに象徴されるように、当時のヨーロッパの貴族社会では国同士の政略結婚が盛んで、その影響で料理もまた国家間での交流が進み、シェフやパティシエたちも他国の料理を熱心に学んでいたことから、料理や菓子が発達する環境でもあったというわけです。
スィーツ王国・フランス
贅沢三昧な暮らしを続ける貴族たちにとって、豪勢な料理の後に味わう菓子すなわちスィーツ類は料理にも増して重要視され、一流の腕利きパティシエは一流シェフと同格に扱われました。特にフランス王国で、この傾向が強かったことから、現在に至ってもヨーロッパのスィーツはフランスが最もレベルが高く、日本でもパティシエを目指す者は皆フランスでの修行にあこがれるといいます。
ここでは、ヨーロッパにおけるスィーツの誕生とその変遷、そして日本に渡来したスィーツの進化と発展を見てみることにしましょう。